入院費用の計算方法
DPC(包括評価)方式
「診断群分類包括評価支払い制度」の事で、従来の診療行為ごとに料金を計算する「出来高払い方式」とは異なり、入院される患者さんの病気、症状をもとに投薬・注射・検査・処置などの診療内容に応じて定められた1日当たりの定額点数を基本として医療費を計算する方法です。
この1日当たりの点数は診断群分類と呼ばれる区分ごと、入院日数に応じて定められています。ただし、手術・リハビリ等一部の診療行為は従来通りの「出来高払い方式」となります。
- すべての患者さんがDPC(包括評価)の計算対象になるとは限りません。
病名や診断内容によっては、出来高払い方式になる場合もあります。
入院費の請求
退院される方
退院時に診療費請求書(兼領収書)をお渡しします。対応時間外に退院される場合は、後日郵送します。
入院中の方
入院が月をまたぐ場合は、毎月10日頃に前月分の診療費請求書(兼領収書)を発行し、1階総合案内でお渡しします。
入院費用
入院診療費
入院診療費とは、入院基本料、投薬料、注射料、処置料、手術料、検査料、画像料などの合計です。
食事療養費
入院診療費以外に必要な費用です。1食につき490円です。
- 標準負担額減額認定証をお持ちの方は減額されます。各病棟または1階総合案内にご提示ください。
個室の差額ベッド使用料
個室を使用される場合、差額ベッド使用料として、1日あたり下記金額のご負担が発生します。
- 病状や空き状況等によりご希望に添えない場合があります。また、治療の状況などにより、病室や病棟を移動していただく場合があります。
個室A | 電話、洗面台、冷蔵庫、テレビ、トイレ、応接セット、バス | 5,500円(税込) |
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個室B | 電話、洗面台、冷蔵庫、テレビ、トイレ、テーブル、イス | 5,500円(税込) |
個室C | 電話、洗面台、冷蔵庫、テレビ、トイレ、テーブル、イス | 4,400円(税込) |
個室D | 電話、洗面台、冷蔵庫、テレビ | 3,300円(税込) |
費用負担
入院診療費については、ご加入の保険や所得の状況によりご負担いただく割合が異なります。
食事療養費(標準負担額減額認定証をお持ちの場合を除く)及び差額ベッド使用料は、全額自己負担となります。
お支払い
1階総合案内の自動精算機でお支払いください。
現金のほか、各種クレジットカードがご利用いただけます。
高額療養費制度
1世帯の医療費の1ヶ月合計の自己負担額が高額になった場合、限度額(70歳未満の方で、一般的な所得の場合、 及び70歳以上の3割負担の方で現役並みの所得がある場合、最低で80,100円)を超える部分が払い戻される制度があります。
事前に申請すると、 窓口での支払いが月単位の限度額で済み、一時的でも多額の医療費を支払う必要がなくなります。その際は、「限度額適用認定証」が必要です。
詳しくは1階総合案内にお尋ねください。