芳珠記念病院

〒923-1226 石川県能美市緑が丘11丁目71番地
電話:0761-51-5551
FAX:0761-51-5557

芳珠記念病院

薬剤部

薬剤部

薬剤部

概要

薬剤部では、「丁寧に 正確に そして思いを込めて」をモットーに、適切な薬物療法の提供に努めています。入院の際に持参されたお薬の確認と管理に始まり、処方内容全般の見直し、服用しているお薬の効果や副作用の評価、退院後を見据えたお薬の管理方法の検討など、入院時から退院後まで安心してお薬を服用いただけるように取り組んでいます。当院の特徴である“多職種協働”にも多くの場面で関わっており、チーム医療を通じてより良い医療の提供を目指しています。

化学療法

外来での化学療法は、薬剤師が診察室に同席し患者さんをサポートします。医師・看護師とともに患者さんと相談しながら、副作用を軽減する補助療法の提案などをしています。入院時には、外来の担当薬剤師がそのまま関わるため、より手厚い薬剤管理が可能となっています。

感染対策・抗菌薬適正使用

感染症の拡大を防ぎ、適正な感染症治療を推進するための感染対策チーム(ICT)や抗菌薬適正使用支援チーム(AST)に参加しています。薬が効かない菌(薬剤耐性菌)を増やさないため、適正な薬剤の選択・投与期間を勧め、不適切な使用を避けられるよう取り組んでいます。また、血液中の薬の量を確認して、治療の効果と安全性を確保する活動(TDM)にも努めています。

ポリファーマシー(多剤投薬)対策

高齢になり、病気が増えると服用するお薬の数は多くなりがちです。また、若い頃と同じようにお薬をのんでいると、効果が強く出てしまうことがあります。このような問題に対して、より安全で効果的な処方になるよう取り組むことが必要とされており、当院では2015年からチームとしてポリファーマシー対策活動を実施しています。このチーム活動の中心を薬剤師が担い、病棟担当も含む薬剤師全員で対策に取り組んでいます。

特長

  • 退院後までを見据えた適切な薬剤管理
  • 薬剤に関するトラブルなどを起こさず、有効に安全に使うための活動
南加賀地区版腎機能薬剤投与量一覧について

薬剤適正使用および薬薬連携推進を図ることを目的として、当院、加賀市医療センター、小松市民病院、能美市立病院、やわたメディカルセンターの5施設合同で、2021年10月に「南加賀地区薬薬連携推進チーム」を設立しました。当チームの活動の1つとして、院外処方せんに表示している臨床検査値(特に腎機能)の活用に注力していきたいと考え、「南加賀地区版腎機能別薬剤投与量一覧」を作成しました。5施設採用の医薬品において腎機能に応じた明確な減量規定のある薬剤の一覧になります。具体的には、添付文書内に腎機能(Cr値、Ccr、eGFRなど)に応じた用量調節や禁忌などの記載がある薬剤を抜粋して一覧にしています。保険薬局の先生方には是非「南加賀地区版腎機能別投与量一覧」をご活用頂き、少しでも薬剤適正使用に役立つツールとなればと思って活動しています。
この一覧は当院に限らず、南加賀地区薬薬連携推進チームの他の病院のホームページでも公開しています。

腎機能別薬剤投与量一覧(南加賀地区版)